「ひょっとすると、我々は世界にとって生れ落ちてはならぬ存在だったのかもしれない」
「だが・・・・・・そんな我々でも、この世界の役に立つことが出来るのか」
――ああ、たつとも。今こそ役に立つとも。
「我々の死に悼んで涙を流してくれた者たちのために、まだ戦えるというのか」
――その通り、戦えるとも。この自然と、人を護るために戦えるとも。
「よろしい」
「見返りなど求めない、死も消滅も恐れまい。だが誇りはいただこう。人を、生き物を、世界を護り抜くことが出来たという誇りだけをいただこう!」
「その通りだ。受け取れ、我が同胞よ。我々は――君に我々の魂魄全てを捧げよう!」







あやかしびと、すずルートラストバトル直前の、主人公と器物たちの会話。
熱い、熱すぎる。
見返りなど求めない、たとえ全てを失おうと、誇りさえ、大切なものさえ護り抜ければそれでいいと。
そして、その道を示した主人公に、全て託し、また共に戦おうと。

正直、この台詞だけで充分泣けた。