トンデモ必殺技Act.3〜サガ・フロンティア弓技編〜

剏:「さあさあ、すでにこの企画も第三弾を数えました! しょぼいゲーセンの大会ならそろそろ引き際な回数ですね」
R:「いきなり危険なこと言わない」
剏:「さて、今日はサガフロシリーズよりいくつかハチャメチャぶりが見つかったのでそれについて粗を探します」
R:「消されるわよ、いつか」







1の技:『スターライトアロー』〜その破壊力は弓矢に非ず〜


剏:「星天弓の特殊技で、星を射抜いて星屑を敵に降らせる、これがスターライトアローです」
R:「もうこのくらいじゃ驚かなくなっている自分がなんか嫌なんだけど」
剏:「そこは慣れだと諦めて。さあ、詳しく解説いれずとも、この技のトンデモっぷりは理解できるわけですが、実現したらどうなるか・・・・・・」
R:「星屑が降って来るなら、間違いなく惑星か衛星を打ち抜いてるのよね」
剏:「星を射抜くんだし、まず間違いないだろうね。問題は星を打ち抜くエネルギーなんだけど」
R:「星一つ破壊するんだからとんでもないわよね。例えば、火星を破壊する場合に必要なのは?」
剏:「ん、5『禾予』9700垓ジュールだけど」
R:「なによ、『禾予』←コレは」
剏:「『じょ』って読むの。兆の上に京があって、その上にある垓のさらに上の単位なんだけど、漢字が出ないから辺と旁を分けたの。禾へんに予めって書いて一文字ね」
R:「そ、そう・・・・・・で、具体的にどんな程度の破壊力?」
剏:「水爆9億9500万発分」
R:「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・は?」
剏:「水爆9億9500万発分
R:「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
剏:「あ、石化した」
R:「セキカモスルワヨ、コンナモン」
剏:「これを弓矢で出そうってんだから恐れ入るね」
R:「はっ!? そうよ、弓矢でこんなもん出せないじゃない!」
剏:「仮に矢を光速の99.99で打ち出せたとしても、矢はプラチナ製・全長30メートル・半径6.4メートルになるし」
R:「ロケットって言わない? それって」
剏:「まあ、そんな矢をなんとか作り出して亜光速で宇宙に打ち出せる、って無理すぎる仮定をして、どうにか星を破壊できたとしようか」
R:「え、ええ」
剏:「今度はその星までの距離が問題だよね」
R:「火星〜地球の距離と同じにしたら?」
剏:「光速でも4分かかるね」
R:「星屑がまた光速で戻ってきても合計8分かかるのね・・・・・・昨日のゼルの技よりマシだけど、こっちにしても戦闘は終わってるわ」
剏:「肝心なことも忘れてるよ、昼間の地上から惑星なんか見えるはず無い
R:「あ、それもそうね。それに、屋内でも使えるのはどうなのよ?
剏:「まあ、『心眼でたらめ矢』なんて技もあるんだし、何とか見えない標的は撃てることにするのはいいとして、結局距離が大問題
R:「まあ、火星までだしね。角度とかどうすんのよ」
剏:「狙いがたった1度ずれただけで、10京7000兆キロメートル狙いが狂うねぇ」
R:「すんごいズレっぷりね。それに、惑星砕いたとしても、星屑飛んでくのは全部矢を撃った方向と同じよね?」
剏:「もちろん、だって無重力だもん」
R:「どう間違ったって降ってきやしないじゃない」
剏:「でも、一つだけ方法ないこともないよ」
R:「は、どーすんの?」
剏:「重力圏内に天体があればいい」
R:「あ、な〜るほど。そうすれば重力にしたがって落っこちて〜・・・・・・馬鹿か
剏:「え、なんで?」
R:「岩石が空にでも舞ってるって言うの、アンタ?」
剏:「ああ、そうじゃないよ。重力圏内に存在する天体だよ? 隕石さ
R:「隕石?」
剏:「そう。だってRPGじゃ魔法で隕石降らせんのなんか常識でしょ?」
R:「FF然り?」
剏:「そゆこと。だから星天弓にそんな力があっても不思議じゃないでしょ」
R:「・・・・・・・・・で、その隕石を降らせたとして?」
剏:「察しの通り・・・・・・その隕石ぶち抜くためにはマッハ5.8で矢を放たないといけないから・・・・・・」
R:「どのみち超人的・・・というか超神的な力が必要なわけね」
剏:「まあ、あれだよ。お前らそのまま敵を撃て、と」
R:「力の使い方激しく間違ってるわね・・・・・・・」














剏:「ごめんなさい、今日も一つだけの更新です」
R:「まあ、ほぼパクリのような考察結果なんで、許してやってください。それも含めて」