世界のトンデモ必殺技Act.2


剏:「ハロゥアタラクシア!」
R:「『こんにちは、安らぎ』って意味よ、それじゃあ」
剏:「前回に引き続きいくぜ! 今日のどぐされトーキン!
R:「ぷろぺらパクるな!!






1の技:『俺式ファイナルヘブン』〜究極の無駄技〜


剏:「FF8の究極の無駄技がコレ!」
R:「ん? 『走って世界一周した後そのままの勢いで敵に拳を叩き込む』技・・・・・・・・・なにこれ」
剏:「読んで字の如く。走って世界一周すんだよ、技出すと。8秒半くらいで」
R:「でもアンタFFは7しかやったこと無いじゃない。しかもエアリス死んだ時点で必死に『すいちゅうこきゅう』のマテリア探し回ってた阿呆
剏:「友達の見たの。そしてあの頃はがせねたにだまされた青い時代なの。吹き抜ける風に手を上げて過ぎ行く日々を思ってたの」
R:「はいはい、キンキキンキ」
剏:「さて、自身のネタはそんくらいにして本題に入ろう。さて、この技、計測した限りでは8.4秒で世界一周するらしい」
R:「仮に地球と同じ大きさだったら凄いわね」
剏:「その場合、ゼルさんのスピードはマッハ14000なんだけど」
R:「!!!!!」
剏:「その勢いでパンチぶち込むと800兆ジュールになっちゃうのよさ。広島原爆の13倍くらい?」
R:「でも、空気抵抗とか」
剏:「含めて8.4秒なんだって」
R:「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
剏:「秒速に直すと476万メートルで走ってる」
R:「普通の人間は早めに見積もっても秒速10メートルが精々なのに・・・・・・」
剏:「その場合、空気抵抗は2.4キロで済むんだけどね。ゼルはその47万6000倍で走ってるから、2.4にゼルの速度をかけて、さらにそれを47万6000倍する・・・・・・・・・うん、ゼルにかかる空気抵抗=5440億キログラムだね。これに耐えて平然と走ってるんだから戦艦8700隻と相撲をとっても勝てるよ、ゼル」
R:「・・・・・・・・・人じゃない、それ絶対人じゃない」
剏:「まあ、マッハ33超えた時点で地球の重力振り切って宇宙の彼方へグッバイするから、空気摩擦とかは考えなくて良いね。マッハ33なんて、ゼルの最高速のたった0.235%だから」
R:「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ちなみに、空気との摩擦熱に熱された場合は?」
剏:「太陽の表面よりは余裕で熱くなるんじゃない? 一瞬まばゆい光を放って蒸発するよ。閃光のように眩しく燃えて生き抜くことが出来るね」
R:「・・・・・・」
剏:「夜空に輝くお星さまになりたくなければ、スピード抑えてギリギリマッハ33で走れば良いけど、それだと技出すために1時間24分かかるからね。敵も待っちゃくれないだろ」
R:「そんな悠長な敵はいないし、きっとそれを既に倒した仲間がお茶でもすすってのんびり待ってるでしょうね」
剏:「あとね、フルマラソンを完走すると体重って2キロ落ちるらしいのね。これと同じ理屈でいくと、ゼルが世界一周すると1.9トンは痩せることになる」
R:「まあなんて素敵なダイエット。骨も残さず消え去るなんて・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・阿呆か!
剏:「仮に全体重がなくなるまで走り続けられるとしても、全行程なんか到底到達できないしね。そもそもそんな勢いで走れるなら100メートルくらいダッシュして殴ればどんな敵だろうが粉みじんだろうに」
R:「む、無駄ね・・・・・・」












剏:「さて、今日はこの一つだけで御免」
R:「時間ないみたいだから、許してやってね」
剏:「ちなみにこの計算結果は、昔どっかで見たのを剏龍がメモってたものです」
R:「華麗にスルーして楽しんでやってください」